渋谷で働く社畜の告白

NASDAQ100を積立するブログ

なぜ金利が上がると株が下がるのか

昨晩NASDAQ指数が3.56%と大幅安をした。米国長期金利の上昇が原因だという。なぜ金利が上がると株が下がるのか。

 

2つ理由がある。

 

1、金利が上がると景気が悪くなるから。

 

景気とはGDPの動きだ。景気が悪くなるというのはGDPが拡大し辛くなるという事だ。金利が上がると国家全体の支出が減る。支出とは投資と消費だ。特に投資が減ることになる。住宅投資や設備投資は金利に大きく左右される。その分生産者の仕事が減り、生産者の所得が減る。所得が減った生産者は節約をするので消費が減る。総じて景気が悪くなる。

 

これは好況時に景気を落ち着かせる為に中央銀行が行う利上げのことである。

 

2、株と債券は代替商品であるから。

 

お金を増やそうと思う時、大きく債券と株と2つの選択肢がある。今はREAT・商品・FX・先物など個人でも簡単に色々な投資ができるが、そうなったのは本当につい最近の事だ。以前は債券か株くらいしかなかった。

 

今は低金利が当たり前になってしまったが、itバブル期の米国長期金利は7%、リーマンショック時は5%あった。長期金利は10年国債金利だ。もし金利が7%あれば、国債を買うだけでリスク無しで毎年7%お金が増える。10年持てば70%増える。MMFの様な複利商品なら7%あれば10年あればほぼ倍になる。

 

リスクのある株を買うのなら、当然それ以上のリターンを期待する。しかし毎年確実に7%儲け続けることは難しい。金利があればある程、株より債券を買う人や、株を売って債券を買う人が増えることになる。

 

以上2つが金利が上がると株が下がる理由だ。では昨晩のNASDAQ100指数の3.56%は主にどちらが原因なのか。それとも両方だろうか。

 

私はどちらでもないと考えている。何故なら金利は上がっていないからである。確かにコロナショックで去年の4月に0.6%になった金利から比べれば現在の1.6%は高くなった様に見える。ただし2018年末は2.6%、2019年末は1.9%以上あった。しかもその時にはなかった大規模な経済対策も今後行われる見込みだ。

 

ではなぜ下がったのか。私は単なる利益確定売りのきっかけになっただけだと思う。今回の金利上昇は期間が短期だったことから売りを誘った。教科書的に言えば金利上昇は売りだからだ。ただ金利水準は株を売る様な金利ではない。

 

私は以前にも書いたが米国株の上昇は政府が景気対策を続ける限り続くと考えている。そして景気対策は失業率が完全雇用になるまで続くと考えている。

 

まだ米国の失業率は6.3%だ。米国株はまだまだ上がると考えている。